最近、トップアスリートが身につけているアイテムに、チタンが織り込んだ衣類やブレスレッドを使用している方が多くいます。ただ単に身につけているアイテムは、理論に基づき実際に効果があるものかどうか疑問に思っている人も少なくありません。しかし、最近はアクアチタンが配合された衣類に効果が認められており、統計による有意差が出ている論文も紹介されています。今回は、チタンアイテムとパフォーマンスの影響に関して紹介します。

アクアチタンが生体システムに及ぼす影響

 

チタンは生体適合性がある素材で医療材料にも使用される安全な金属です。しかし、最近はチタンをピコナノメートルまでの大きさの微粒子の構造を持つ、アクアチタンが人間と健康やパフォーマンスに対して応用の研究が進められています。

 

今回の研究では、アクアチタンの材料を用いた物を装着することによって、有意差が出た内容を紹介します。アクアチタンで処理したテーピングを筋肉疲労が激しい疲労箇所に張ると張らない場合に比べて、疼痛や筋肉疲労の改善が見られました。加えて、ランニングエコノミーのスコアも改善され、貼らないケースに比べると体の動きにも大きな有意差を与えました。

 

アクアチタン製品には、環境の変化による自律神経への影響や生理的なストレスに対して抑制反応を起こし、運動の質を上げる可能性があります。実際に筋組織や骨細胞による細胞培養レベルの研究では、アクアチタンが入っている場合だと細胞の成長接着に有意差が見られるという結果から、実際の人間へプラスの影響はこの様な研究結果から出ていると考えられます。

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24956353

マイクロチタン処理された衣服と激しい運動による疲労度の有意差

 

アクアチタンの衣服を来て実際に負荷がかかる運動を行った後、疲労や運動パフォーマンスに関して比較研究したのがこちらの研究です。

 

10人の健康な男性のランニングを行った際の体の代謝の機能に関する比較検証を行いました。参加者は、40分間のトレッドミルランニングを行いました。その後、ナイロンとポリウレタンの繊維にアクアチタントが配合した衣服、配合されていない通常の服をランダム着用してもらいました。衣服は48時間着用し、2日目は運動をせず、3日目に1日目に行った同じメニューのランニングを行いました。

 

代謝量の変化は、間接熱量測定をメインに体重で割ったもので算出し、代謝量に対して体重の影響が無いように計算を行いました。48時間での比較の結果、通常の衣服を着用している場合に比べて、アクアチタン製の衣服を来ている場合は、ランニングにかかる疲労度を3%有意に減少することが出来ました。有酸素運動に起き得る呼吸の効率を上げることも判明しました。

 

激しい有酸素運動を行う場合は、アクアチタン製の衣服を選ぶことはランニングのパフォーマンスを上げ、持久力を上げる可能性があります。現在では衣服を着ることで、向上する理由は理論的に解明されていません。しかし、神経伝達や代謝に関する研究が進められ、アクアチタンによる運動の質や疲労解消に関わる研究が進められています。

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23601797

 

健康な高齢者の歩行能力とアクアチタンの効果

 

では、アクアチタンの効果に関して、年齢は関係あるのでしょうか?そのことに関して検証した論文があります。

 

ニュージーランドのマッセイ大学のこちらの論文では、加齢によって歩行が困難となり、転倒のリスクを改善する方法として、アクアチタン配合のストッキングを着用した場合とそうでない場合で比較研究しました。

 

方法は、アクアチタンが配合されたストッキングを着用してもらい、実際に歩いてもらい歩行のパフォーマンスの方法を検証しました。まず、健康な高齢者を16人(年齢、67.9±4.2歳、BMI、24.8±3.1 kg /m²)集め、一定時間運動を行います。運動後14、38、62時間後の着用してもらい、歩行に関するデータの検証を行いました。

 

歩行に関して検証した数値は、バランス、歩行パフォーマンス、上腕三頭筋の筋弾力、足首の可動域、血流、酸素消費量に関する項目を中心に測定しました。38時間後の着用の場合は足の可動域を増やす効果があり、足の筋肉の筋肉を効率よく使うことが出来る事実が判明しました。

 

アクアチタン配合した衣服は、着用するだけで高齢者の体の筋肉の状態をよくし、歩行に関する質全般を上げる効果があります。

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29890664

まとめ

チタンのネックレスやブレスレッドに関して研究は進められていないものの、アクアチタンが配合した衣服を着用することによって体の筋肉の疲労の解消や歩行のパフォーマンスの質を上げる研究結果が出ています。衣服として着用することによって、なぜその様な効果があるのかは判明されていませんが、細胞レベルでは神経組織や筋細胞の成長を早めるという研究結果が出ています。今後の研究では、アクアチタンを身につけることで具体的な原理やメカニズムの解明が大いに急がれます。

 

辻文音

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