厚底シューズ時代の到来

出典:https://www.nike.com/jp/ja_jp/c/running/vaporfly

ベルリンマラソンやシカゴマラソンなどでトップランナーの多くがこのヴェイパーフライ4%フライニットを着用しているのが話題になりました。

日本で本シューズが発売されたのは2018年9月です。当時、日本国内では約1000足限定で発売されていたので、入手するのが非常に困難な状況でした。それぞれの人が着用できるサイズに絞ると、実際には100足以下になっていたのではないでしょうか。

値段は30000円弱という強気の価格なのにもかかわらず、発売日には一瞬で売り切れてしまう人気ぶり。やはり、オレゴンプロジェクトに所属している大迫傑選手がベルリンマラソンで2時間5分50秒の日本記録を叩き出した影響が大きかったですね。

この爆発的人気を誇る状況で発売当初、確実に入手するにはメルカリなどで高い価格で買い上げるしかありません。2018年9月の時点では5万近くが転売価格の相場でした。その後、2019年1月には新色追加で再販されることになってからは転売価格は3万5000円程に落ち着きましたが、それでも手軽に買えるようなシューズではないですよね。さらに、転売だと偽物を買わされる羽目になってしまう可能性もあるので、本物かどうかを見分ける力も必要になってきます。筆者は2018年9月にメルカリで4万8000円で初購入、同年12月に3万8000円で二足目を購入しました。

特徴

一番印象に残ったのは、前に倒れる感覚です。これは、ズームフライにもある感覚なのですが、普通だったら、地面に着地して前に進むために地面を蹴る、という動作が必要になってきますが、地面を蹴らなくても足が勝手に進むという感じになります。さらに、カーボンプレートによる反発や軽さがそれに上乗せされ、地面を蹴るための力を温存できるので、後半のペースアップに向けて足を残しておくことができるように思えました。

重さに関しても、厚底なのに170g程で全く重さは感じず、そこそこのスピードには十分に対応できます。実際に1000m2分40秒台のペースで走ってみましたが、全く走りにくさはありません。少なくとも、トラックでも3000m以上のレースであれば十分に対応できるのではないかと思います。

合う人と合わない人

周囲のランナーを見ていると、ヴェイパーフライ が合う人と合わない人ですごく差が激しいように思えます。ヴェイパーフライ が合うと言っている人はストライド走法の人が多いように感じますが、ピッチ走法の人でも合う人が少なからずいるので、どう言った人に恩恵が大きいのかはもう少し調査が必要です。

値段が高いだけに、購入してしまえば使わなければ勿体無いという心理になってしまいそうですが、やはり自分が一番合うと思ったシューズで走るのが一番です。ただ、本シューズに関してはなかなか試し履きというのも難しいので、人生に一度くらいは購入して見て合うかどうかを試してみるのもいいのではないかなと思います。

地面が硬くなるほど、距離が長くなる程有利

ヴェイパーフライ の強みは、レースペースを維持できる点にあります。トラックで最後のスプリント勝負になれば、スパイク勢には敵いませんが、同じペースを長い間維持するということが得意なため、記録を狙いにいくレースには適したシューズです。

しかし、地面が柔らかくなる程、反発が得られなくなってしまうため、クロカンコースや柔らかめのトラックでは本シューズの恩恵は少ないでしょう。

短所

短所としては、寿命が短いことです。ミッドソールにはカーボンプレートが入っており、これが200km前後くらいで効果が弱まってくると言われているため、本番のここぞいう時だけしか使えません。値段も高く、品薄な今の状況ではこのシューズが無ければ走れないという状態になってしまうと大変ですよね。

サイズ感

値段も値段なので、サイズが合わなかったらどうしようと不安な方もいらっしゃるのではないかなと思います。結論としてはナイキの他のシューズと同じサイズ感であると言えます。筆者はズームエリートでは28cmを使用しており、ヴェイパーフライ でも28cmを購入しましたが、特に不都合な点はありませんでした。ナイキのシューズを購入したことのない方は、他のナイキのシューズを試し履きされることをお勧めしますが、基本的には他のシューズと特にサイズ感が異なるということはないと思います。

 

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